育休取って3ヶ月が経ったので会社に顔出してきた
7月に育休を取ってから3ヶ月が経過しました。
とある手続きがあったので、3ヶ月ぶりに会社に顔を出してきました。
3ヶ月ぶりの通勤
30分以上電車に乗るなんて久しぶりでしたが、伊坂幸太郎の新刊「ホワイトラビット」を読んでいたため、あっという間の40分でした。
ちょうど会社の最寄り駅に着く頃に、物語が佳境に入り伏線回収とラストスパートで大盛り上がりとなってしまい、
「会社に行くの久しぶりだからドキドキするなあ」という気持ちを忘れ、
「うわ!そういうことか!え、これラストどうなるの?」と小説のことで頭がいっぱいでした。
「ホワイトラビット」、最近の伊坂幸太郎作品の中でも抜群に面白かったのでオススメです。
ネタバレは避けますが、伊坂さんの仕掛けた伏線にまんまと騙され、もう一度最初から読み直したくなる内容でした。
完全に脱線しましたが、そうこうしているうちに会社に到着。
3ヶ月ぶりのエントランス
社員証をかざすが、ゲートが開かない。
え、休職中って入れないの?そんな無駄に高セキュリティだったの?
と思ってもう一度タッチしてみたら、普通に開きました。一安心。
相変わらず、受付の女性は無愛想で、警備員は超元気でした。
3ヶ月ぶりのオフィス
温度感が分からず、「お疲れさまでーす」とゆるーく入ってみました。
自席でパソコンたたいてる総勢40人くらい?が徐々に気付き、
「おおー久しぶり!」と暖かく迎えてくれました。
こんなに注目されて登場したことがないので、なんだか変な気分。
以下、同僚らに言われたことをまとめてみました。
「どう?育児楽しんでる?」
育児、超楽しいです!!と力強く回答。
同僚はわりと年上の人が多く、ほぼ育児経験者のため、育児ネタは盛り上がりました。
夜はよく寝てくれるんで助かってますと言うと、なぜか皆さん納得したご様子。
自分がいつも会社で眠そうにしていたから、遺伝だと言いたいのでしょう。
「体型変わらないね」
これが地味に一番嬉しかったです(女子か)。
3ヶ月間、特に運動もせず、1日3食しっかり食べ、間食も欠かさないという生活スタイルだったものの、見た目には大きな変化がなかったようです。
やはり諸悪の根源は「お酒」なのだと痛感(お酒を飲む機会が極端に減ったため)。
「子ども連れてくればよかったのに」
キャラの濃い方が多く、0歳3ヶ月の息子には刺激が強いだろうと判断し、今回は接触を見送りました。
「あれ、金髪じゃないんだ」
もうアラサーですから、そんな夏休みの中学生みたいなことしません。
(来週パーマかけることは伏せておきました。)
「このお菓子持っていきな」
なぜおじさんたちは若者にお菓子を与えたがるのでしょう。
「コーヒーでも飲む?」
おかげさまで、お腹がたぷんたぷんになりました。
他にも「◯◯くん元気?」と、息子の名前を覚えてくれている人が想像以上に多くて、ちょっと感動しました。
その後、他フロアにいる友達(同期)にも会いに行きました。
記憶に残らない、くだらない話をたくさんしました。
他の部署の人たちも、自分を見て「え?なんでいるの?」と話しかけてくれて、自分が育休中だということを認識している人が想像以上に多いことに驚きました。
また、近々育休を取る男性がいることを小耳に挟み、少しずつ男性の育休取得が増えていることを実感して、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
手続きだけ終わったらソッコーで帰るつもりが、会社の皆さんのウェルカムな雰囲気に、意外と長居してしまいました。
あとがき
実は少しだけ、会社に行くことに緊張していました。
久しぶりに会って、どんな反応されるのか(そもそも反応してくれるのか)分からなくて。
でも、とある若手社員が話しかけてきて、先日行ったメイド喫茶の通貨が「円」ではなく「メリー」だったことを楽しそうに話してくれました。
3ヶ月ぶりに会ってそれかよ!と思った反面、あまりのくだらなさに、自分の中にあった緊張感がなくなりました。
他部署の人たちも含め皆さん、こっちが「仕事平気ですか?」と不安になる勢いで手を止めて話しかけてきてくれるので、なんだか居心地が良くて、少し離れてみたことで、会社の雰囲気の良さを実感しました。