「ママと赤ちゃん」というフレーズに対する違和感について考えてみた
育休生活も早3ヶ月が経ちました。
子育てにも少しずつ慣れ、楽しみながら毎日を過ごせているのですが…
「まだまだ子育ては女性の役割だと考えられている風潮が根強いなあ」
と感じることが多々あります。
今回は、男性目線で感じた、そのような固定観念について記事にしてみました。
男性だからこそ感じることなのかもしれませんが、考え方が古いと感じる意外な分野があります。
それは、赤ちゃん関連のサービスです。
男性目線で見た、育児サービスにおける違和感
まずは具体例を2つほど挙げてみます。
具体例①ベビータウン
我が家では、息子のオムツはムーニー派です。
ムーニーには《ベビータウンポイント》が付いていて、そのポイントを貯めると商品と交換することができます。
ユーザー登録をしようと《ベビータウン》にアクセスして、まず目に入ったのがこちら。
「ママと赤ちゃんの365日応援サイト」
さて、パパはどこへ?
パパも応援されたいです。
ええ、ものすごく些細なことだとは分かっています。
多くの方は「そんなこと気にならない」と仰るでしょう。
しかし小心者の自分は、どうにも気になってしまうのです。
さて、そのベビータウンですが、さらにユーザー登録を進めようとすると、はじめに入力を求められるの画面がこちら。
「ママの情報」
ここで、心がポキっとね、折れました。
ベビータウンの指示どおり、ママの情報を入力することにしましたよ…。
ちなみに、メールアドレスを入力後、ベビータウンからメールが来て、詳細情報を入力する画面に飛ばされ、そこでやっと親の性別を選ぶ箇所がありました。
ここまでたどり着ける強靭なメンタルを持ったパパはいるのでしょうか。
続いても、些細な具体例です。
具体例②ひよこクラブ
9月号の特集は《ママと赤ちゃんの快眠大特集》。
さて、パパはどこへ?
(2回目)
パパも快眠したいです。
特集の内容は、もちろん女性だけでなく男性にも効果的なものなので、全く問題はないですけどね。
ちなみに、パパ向けのページはあるの?と探してみたところ、
《月刊ひよこパパJOURNAL》という特集を、172・173ページで(やっと)読むことができました。(内容はわりと面白かったな…)
とはいえ、企業の意図も分かる
さて、好き勝手につらつらと述べさせてもらいましたが、もちろん企業側の意図も分かります。
大学では(一応)経営学を専攻し、マーケティングを(さらっと)勉強した身です。
ウェブサイトも雑誌も、当たり前ですが《ターゲット》が必要です。
多くの家庭では、男性が働き、女性が育児に専念している。
この構図に従って、ターゲットを《ママ》に絞っているのだということは、重々分かります。
それでもやはり、育児に積極的に取り組む男性はどんどん増えていて、その中には一部、自分のような小心者もいます。
「ママと赤ちゃん」というフレーズを見るたび、少し大げさではありますが、一種の「疎外感」を感じてしまうのです。
そしてまた、逆も然り
ここまで男性目線で感じた違和感について書いてみましたが、世間には逆パターンの違和感も非常に多いです。
つまり、「男性が働き、女性が家を守る」という固定観念ガチガチのもの。
CMで「スーツ姿の男性が帰宅して、エプロン姿の女性が缶ビールを出す」
という典型的な構図を見る度に、意図は分かるのですが、違和感を感じてしまいます。
ということで、まとまらないまとめ
「ベビータウン」や「ひよこクラブ」を非難をしたかったわけではありません。
ムーニーはギャザーがしっかりしていてモレにくいですし、
ひよこクラブは勉強になるから読み物として面白いです。
そして、ライフスタイルが多様化している今、どんなサービスもターゲットを絞るのが難しいことは分かります。
ただ、そのターゲットの絞り方ひとつで、疎外感を感じてしまう人がいることも、やはり考えていかなくてはならないと思います。
と、小難しく言ってみましたが、まとめると
「たまにはパパも入れてよ!!」
の一言に尽きます。笑
あとがき
固定観念つながりでもう一つ。
ファブリーズのCMキャラクターが一新されました。
ファブリーズ、愛用していますが…
《男=臭い》というメッセージが、ちょっと強過ぎやしませんか?
確かに、夏は臭いオジサンが増えるし、逆に臭い女の人ってほとんどいない。
それは認めましょう。
しかし!!!
男の5大臭だなんて言われて、《男=臭い》という固定観念が創り上げられたらどうしてくれるのか(いや、もう既に出来上がっているのか…)。
そして最大のツッコミどころが、こちら。
一生さん、あなたのスーツは絶対に臭くないでしょう。